各幼稚園、小中学校にお邪魔して、お話しを交えながらピアノを演奏する ピアノレクチャーコンサートは、
私の大切なライフワークの1つです。
”子供たちにピアノの楽しさ、素晴らしさを伝えたい”
その願いに多くの方からのご賛同を頂き、延べ2万5000人以上の児童生徒たちにピアノと触れ合ってもらえたことは、
私のみならず、スポンサーの方、企画運営の方にとっても
大切な財産となりました。
※
約1時間前後のピアノレクチャーコンサートを私は以下のように構成しています。
私の自己紹介
ピアノという楽器について
モーツァルトやショパンについてのエピソード
児童生徒たちにも参加してもらう デモンストレーション
質疑応答の時間
アンコール
※
プログラムには、クラシックのいわゆる名曲を選んでいるため、
”まずこの曲の出だしのところを聴いてみましょう” と、最初の数小節を演奏すると、
幼稚園や小学校では 「知ってる!知ってる!」 と、
元気な声が上がることがよくあります。
※
こうした有名曲は、知っている知らないに関わらず、その良さが伝わりやすいものです。
楽しく聴けること。
それがまずは、音楽に親しむ上で大切ですね。
※
その上で、ピアノや作曲家について詳しくなってもらおうという意図のもと、
年齢・学年に応じたお話をすることにしています。
※
例えばモーツァルトのトルコ行進曲。
モーツァルトはどういう人で、なぜトルコ行進曲を作曲したのか?
また、この曲にはどんな工夫がされていて、どのように弾くとより素敵になるのか?
※
それを知った児童生徒たちは、音楽を聴く集中力が変わってきます。
そして聴き終わった時には、ぐっと成長しているんですね。
※
音楽に耳を傾け、感性を育み、理解を深める。
これは人格形成にも大いに役立つことです。
※
そして私自身、ピアノに向かうときは、いつも全身全霊ですが、
そのことから物事に真剣に取り組む姿勢やその価値についても感じ取ってもらえたらと思っています。
※
なぜなら、頑張っている人の姿に感動し、自分も頑張ろう。
※
ピアノレクチャーコンサートが、児童生徒たちにとって同じような機会となること、
また好きなこと、打ち込めることが見つかる機会となることを併せて願っています。
ここは私が通った幼稚園。
だからとても懐かしく、思い入れもあります。
小さい子供は、音楽を聴くと自然と体が動くもの。
「ちょっと踊ってみようか」と言ったら、すぐに踊りの輪ができました。
この幼稚園で年長さんの時に、私はピアノを始めました。
初めてピアノを教えてくれた担任の先生とは、今も仲良しです。
1人でも多くの子供と触れ合いたいので、開演前からみんなとおしゃべりしています。
そうすることでお互い距離も縮まり、より楽しいコンサートになっているようです。
王子様とお姫様になって、ポロネーズで行進してみましょう!
衣装のマントとスカートは、私が縫いました。
代表の生徒さんが、お礼の言葉を述べてくれています。
この日の為に文章を考えたり、スピーチの練習をしたり、いつも偉いなと感心させられます。
最後は、体育館の出口で全員を見送ることにしています。
明るい笑顔を見せてくれるのが嬉しいです。
ありがとうございました 〜 楽しかったです 〜 また来てね 他には、
自分もピアノ頑張ります とか ヨーロッパに行ってみたいです など様々な声が聞かれます。
終演後、保護者の方、地域の方との懇談会で、もう1曲聴いてもらうこともあります。
子供たちと今日の出来事について話しあって頂けたら幸いです。